笑いヨガ(ラフターヨガ)とは?
笑いヨガ(笑いのエクササイズ)は、笑いとヨガの呼吸法(腹式呼吸)を組み合わせた健康法です。1995 年にインドの内科医マダン・カタリアによって考案されました。はじめはムンバイの公園でたった5 人で始まりましたが、あっというまに世界中に広がり、現在120カ国以上の国々で、定期的に活動している笑いヨガクラブが数多く存在します。
笑いヨガの行い方は、何か面白いことを言ったり面白い動作をせずに、笑う理由なく、誰でも笑うことのできるという、ほかにはない笑いと呼吸を組み合わせたエクササイズです。まずは何名かのグループで体操として「はっはっは」と笑い始めます。アイコンタクトをとりあったり、子どものような遊び心が働いてすぐに本物の笑いに変わります。
このように「笑いの体操」と「ヨガの呼吸法」を組み合わせことから「笑いヨガ」と名付け られました。笑いヨガを行うことで自然と呼吸が深まり、身体の内側からエネルギーが溢れ、元気になるのを実感できます。
この笑いヨガは、身体が「作り笑い」と「本物」の笑いの区別ができず、どちらも身体的 • 精神的な効果を得ることができるという、科学的根拠に基づいて作られています。

歴史をつくった 5 名(1995 年3月 13 日)
後列左から:マダン・モハン・プシュカルナ、モハン・シング、R・K・タンドン前列:マダン&マデュリ・カタリア
笑いヨガの効果
- ストレスの軽減
- 心と体のリフレッシュ
- 免疫力の向上が期待される
- 血行促進・酸素をたっぷり取り入れられる
- 仲間との交流が深まり、前向きな気持ちになりやすい
- 子どもから高齢者まで、誰でも気軽に参加できる
笑いヨガの基本
笑いヨガは、次の 4 つを組み合わせて行います。
1. 手拍子と手のツボの刺激・リズム
2. 深呼吸(深い腹式呼吸)
3. 子どものような遊び心
4. 笑いエクササイズ
最後はリラクゼーションで心と体を整えます。笑いは最高の健康習慣です。
「理由があるから笑う」のではなく、「笑うから心も体も元気になる」。それが笑いヨガの魅力です。
※ここで、私自身の体験をお話しします。
2019 年 9 月、最愛の妻を突然亡くし、私はまったく笑えなくなりました。
「もう二度と心から笑うことはできないのではないか?」
そんな思いを抱えたまま、私は答えを求めて、2020 年 1 月、笑いヨガ発祥の地・インドへ向かいました。
そして、笑いヨガの創始者であるDr.カタリアに、私は率直に尋ねました。
「私はどうすれば笑えるようになりますか。」
するとDr.カタリアは、私の目を見て静かにこう答えました。
「JustLaughter(ジャスト・ラフター)。ただ笑いなさい。」私は、その言葉の意味が分かりませんでした。
「笑えないから、私は遠いインドまで来たのです。それなのに『ただ笑え』とは、どういうことなのだろう……。」
当時の私には、その一言があまりにもシンプルすぎて、理解することができませんでした。しかし、あれから年月が流れ、笑いヨガを続ける中で、ようやくその言葉の本当の意味が分かるようになりました。
「JustLaughter」とは、「理由なく笑う」ということです。
嬉しいから笑うのではありません。
面白いことがあったから笑うのでもありません。ただ、笑う。
最初は作り笑いでも構いません。
両手を軽く広げ、肩をすくめながら、
「なんで笑っているの?」と聞かれても、
「わからない。ただ笑っているだけ!」
そんな気持ちで、
「ハハハハハ!」「ホホホホホ!」と自由に笑います。
笑いヨガでは、笑う理由は必要ありません。
作り笑いでも、アイコンタクトや遊び心、そして仲間との一体感の中で、やがて自然な笑顔へと変わっていきます。それが笑いヨガの大切な考え方です。
私自身も、「Just Laughter」を続けることで、少しずつ心がほぐれ、再び笑顔を取り戻すことができました。
今では、Dr.カタリアの「ただ笑え」という言葉は、
「悲しみが消えるまで待つのではなく、まず笑ってみなさい。笑いが、あなたの心を少しずつ癒してくれる。」
という深いメッセージだったのだと感じています。
だから私は、この体験を一人でも多くの方に伝えたいと思っています。 JustLaughter —ただ笑おう。
理由はいりません。
笑いは、人を元気にし、人と人をつなぎ、そして人生をもう一度歩き出す力になります。私は、そのことを自分自身の人生で学びました。

2020 年1月、笑いヨガ発祥の地•インドで Dr.カタリアから「Just Laughter」を告げられました。

